全戸配布ポスティングサービスで有名なのは郵便局のタウンメール・タウンプラスというポスティングサービスです。
宛名のないハガキや封筒を地域全体に投函するサービスです。
実施している行為はポスティングですが、全戸配布を前提にしており郵便局員が配達するという事が普通のポスティングとは違います。
ただし、配達物に指定の印字が必要となりシールを貼るか印刷からお願いしないといけません。
また、地元の複数の郵便局に直接持ち込む必要がありますので東京都から和歌山県にお願いしたい場合は和歌山県のそれぞれの郵便局へ持ち込む必要があります。
地元の印刷会社に印刷から配達手配までお願いするケースが多いようです。
配布エリアごとに印刷物を区分して差し出しますのでそのコストもかかってしまいます。
差し出しの14日前に「差出計画書」と「郵便物差出内訳書」を提出しなければなりません。そこから配達をしますので配達には7から10日、物によっては14日期間がかかります。合計で3週間から約一ヶ月かかります。
アベノマスクでも全国にマスクを配達していましたが数カ月かかったのは記憶にも新しいです。
郵便局の全戸配布ポスティングサービスは複数種類が存在します。
·タウンメール
·タウンプラス
それぞれ金額も違います。
タウンメールは金額がタウンプラスより高いですが配布期間は3日程度という特徴があります。
タウンメール:重量による定価で、1通あたりの料金は、25gまで57円、50gまで67円、100gまで81円です
タウンプラス:送付物の通数やサイズ、形状、重さ、差し出し条件などによって異なり、1通あたり36円~68円ほどです。最低差出個数は500通です。
またJPメディアダイレクトという郵便局の子会社の広告代理店が「カスタムタウンプラス」というサービスを提供しています。
この会社は日本郵政と電通グループの資本が入っておりタウンプラスで配布できない重量物も配布できるサービスです。
印刷から配達まで手配でき、書類関係もまとめて作成し区分けしてくれますので大量の配布案件などでは便利に使えます。
ただし配達料金以外の作業料金、梱包材なども請求されることになります。
そしてこの3つの郵便局のポスティングは配布の内容ですが郵便局の場合、全てのポストへの投函が基本になります。
企業のポストにももちろん投函されます。
世帯数に対して100%配布するのが基本ですが企業のポストにも配布していますので配布したい配布物によっては世帯数以上に配布物を用意する必要がありますので注意が必要です。