衆議院議員総選挙が始まろうとしています。
石破茂新総裁から10月15日公示で10月27日投開票とのニュースが流れて参りました。
弊社にもポツポツ候補者からの問い合わせが入りだしています。
選挙の候補者のチラシというのは非常にデリケートな案件でしっかり配っている会社を選んで配布を行わないといけませんし、そうなると優秀なポスティング会社の取り合いが起こるイベントです。
実際に大量に短期間でチラシを配布するのは難しいですしエリアによってはポスティング会社が一社しかない可能性があるので早いもの勝ちになることが多いのです。
また公職選挙法を守って告知できる期間をしっかり把握しておく必要があります。
うっかり日程を間違うと逮捕される可能性もありますのでお気をつけください。
選挙期間中の配布は違法となります。
「政治活動ビラ」というくくりであり公示の前までに配りきりましょう。「選挙運動用ビラ」のポスティングはできません。
公示後に頒布できるのは「選挙運動用葉書」というものが有りますが選挙の前日までに郵便局で配布しますが有権者リストを持っていないと差し出せません。
東京都、大阪府ではポスティング会社は山程ありますが同じ関東でも埼玉県や千葉県になると急に規模が小さくなります。
神奈川県でも横浜市、川崎市などはポスティング会社もたくさんありますがそれ以外はその市に対応可能な会社がエリアに一社しかない場合があって他には見つかりません。
そもそも一般のポスティングとはその街の世帯数に対して一定の配布率を設定して配りきりの配布を行うものです。
一般的には7割配布と言われていますが都心では5割6割になりがちです。
何故か?
配布員の判断力に頼るところが多いからです。
都心ではマンションが多く、そのマンションへの投函を禁止する張り紙が存在します。
実際に配布するとクレームが出るマンションと出ないマンションというのが存在します。
なぜかというとマンション側としても不快なチラシが投函された場合にクレームを言うためにお守りがわりに張り紙を貼っている場合があるのです。
ポスティングをする時にはこういったマンションを見極めて配布をすることが反響に繋がります。
しかし、配布員は決められた枚数を配るのが仕事ですから反響まで気にして配る人間はなかなかいません。それは自分たちが気にすることではないからです。
反響を出すためのポスティングと決められた枚数を配るだけのポスティングではやはり差が出てきます。
そして、マンションの張り紙の指示の通り配ると配布枚数は予定数程は配れません。
真面目な配布員であれば地図をもって配布しなかったマンションを記録して配りに戻り「このマンションはもう一度チャレンジしてみよう!」などと配布を行いますが大半の配布員は配れなかったチラシは在宅配布員であれば家に持ち帰るでしょう。
実際マンションの張り紙を見ると怖気づいてしまう場合は多いです。
管理人に怒られたり、住人に怒られるのは誰でも嫌なものです。
ここでポスティング会社の配布員の種類を説明しておくと3パターンの配布員が存在します。
1.倉庫からチラシを直接持ち出してバイクや自転車ででチラシを配る配布員。
2.倉庫からバンタイプの車で6名程度で配布現場にグループで移動して配る配布員。
3.在宅でポスティング会社が家にチラシを持ってきて家の近所だけ配布する配布員。
1の配布員は配りきって直行直帰する人間と倉庫にバイクとチラシを返しに来る人間がいます。
2の配布員はリーダーが居て現地から配布員をピックアップして会社に戻ります。その際にカバンの中などをチェックしてチラシの残りを確認されます。
3の配布員はほとんど放置の為チラシのあまりがわかりません。
大型の配布会社はほとんど在宅の配布員の為、その場合は在庫の把握が難しいです。
ファミリア合同会社の場合は一人ひとりが軽バンを持って配布前と配布後に在庫の写真を撮って毎日報告を行います。
車中泊を行い数日間現地入りしてチラシを持ちますが基本は全戸配布ポスティングなので世帯数100%を目指して配布します。
毎日チラシの枚数をカウントしていますので基本的に配布しないマンションというのは管理人などに断わられたマンションです。
7割配布であっても普段から行政関係の配布物が多く100%配布を目指していますのでマンションの張り紙で怖気づくことが少ないので8割近く配布ができます。
これは張り紙無視を推奨しているわけではありませんが実際に全ての張り紙に従ってしまうと都心ではほとんど配れなくなります。
個人のポストに書いてある投函禁止の文字など張り紙に書かれた「警察に通報、罰金、あらゆるチラシお断り」などの文言には強い意思表示を感じるので配布を控えさせていただいております。
選挙の候補者様のチラシはできるだけ丁寧に配ることが必要です。
候補者の関係者様のお宅にチラシが入らないと配布されていないとクレームが入りますし、後援会の方などが選挙区にはいらっしゃいます。
張り紙の文言の兼ね合いだったり、ポストルームがオートロック施錠されていたり様々な理由があり配れないこともあるので何かと問い合わせが有ります。
選挙にナイーブになっている方々は応援している候補者のチラシがいつ入るかと
待っています。
その逆も考えられます。
対抗候補者の関係者、後援会の方々のお宅に入ったチラシにクレームを出す方々が存在します。
そういったことを踏まえてチラシのポスティングにのぞまないといけません。
チラシの回収や謝罪を求められることか有りますので事前に覚悟は必要です。
役所の選挙公報と違って全戸配布ポスティングする必要はありませんが軒並み配布をする場合もなるべくたくさん丁寧に配布できる会社に頼むというのは大事なことです。
ファミリア合同会社では関東圏で様々なポスティングを実施しています。よくお声がけいただくのは東京都、埼玉県、千葉県、岡山県が多いように思います。今回は予定が埋まってしまいましたが余裕のある日程であれば対応ができますのでぜひ一度お声掛けください。