全戸配布ポスティングに必要なアイテムの一つがゼンリン住宅地図です。
なぜなら住宅の家の形、表札の名前が書いてあり事業所なのか民家なのかはたまた空き家なのかが分かるからです。通常のポスティングであればゼンリン住宅地図は必要ありません。
ポスティングで主に使われるマップ
・スーパーマップル(昭文社)
・Google map
前者2つは紙ベースで使用するのが使いやすいです。
Google mapはマイマップという機能を使えば住所を指定して入力でき指定マンションなどへの配布に便利に使えます。
ちなみにYahooMAPはMapbox社の地図でゼンリンと提携した地図をベースで作られています。ネットで無料で見ることができますので非常に便利です。
YahooM APはモードを変えれば住所表示に特化したモードがあり町丁目の区切りを表示して使用できるのでポスティングにはかなり有効です。
YahooMAPは本当に使いやすくなりました。Googleによる無料地図の普及により収益を獲得しにくくなった地図会社が集まり、複数の地図会社(ヤフー株式会社、株式会社ゼンリン、ジョルダン株式会社、株式会社ナビタイムジャパン、株式会社駅探、ジオテクノロジーズ株式会社、株式会社マップル)が結束して新しいサービスを開発しています。ソフトバンクが出資するMapbox japan合同会社が米国発の地図会社ができてサービスを充実させています。弊社のGPSロガーもMapbox japan合同会社の地図をベースにしています。Mapboxは地図開発のアプリで制作者向けのサービスです。いずれ大手資本がポスティング業界にも参入すれば良い地図アプリが開発されることでしょう。
(Mapbox社の地図使用のGPS)
しかしながら全戸配布ポスティングではゼンリン住宅地図の一択になってきます。複製使用には複製使用許諾が必要で1枚につき264円の使用料がかかります。ほとんどの会社は地図だけは買いますが許諾はとらずに使用しています。しかしあるポスティング会社がゼンリン社より訴えられたケースがありますので許諾はとる方が良いでしょう。
クレーム物件などがある場合は住所だけでは特定できません。同じ住所に複数の家が存在する場合もあり住民様の名前と照らし合わせることも大事です。
ゴミの出し方ガイドブックなどは事業所と一般家庭のゴミの出し方ルールが違いますのでしっかり地図を確認して配布が必要です。
毎月の広報誌などは紙ベースの地図にたくさんの注意情報を書かなければ行けませんのでアプリは向きません。家の形が見にくいですがアプリのGoogleMapのGoogleマイマップに登録するかゼンリン社に交渉して使用許可を取らないといけませんね。
弊社では配布員の携帯電話にゼンリン住宅地図をアプリでダウンロードしており月額制の有料地図ですが株式会社ゼンリンデータコムの製品を導入しております。クレームの際もすぐにスマートフォンから住所を確認できます。表札の名前も見えますし奥まった家の形も確認できます。二世帯住宅かどうかもわかりますしビルやマンションの号室も分かります。紙地図よりも情報量が多いのでいざというときに調査も簡単です。筆者はマンションのポスト数を確認したりします。
紙地図を使わないので雨で地図が汚れて見えないこともなく地図を紛失することもありません。書き込みはできませんがGPSで配布したエリアを確認できます。
最新の機材としてスマートフォンで見れるゼンリン地図を持たせてGPSロガーをリアルタイム管理しているポスティング会社は筆者は知りません。ファミリア合同会社は常に最新の技術で全戸配布ポスティングを遂行します。