不動産チラシでのポスティングのトレンドですが、最近は大手の不動産会社がコンプライアンスを意識してポスティングでクレームに注意して配布を控え気味です。
不動産販売のチラシのポスティングは昔から行われており、非常に反響につながりやすいのは周知の事実です。
紙媒体の良いところは気軽に内容を見ることができるところで一覧性にも優れています。
ネットで検索したものより保存しておく確率も高く興味を持って見てなくてもついつい見てしまうというのはチラシだったり新聞だったり紙媒体の特徴となります。
なんとなく見て、自分の物件と比べたり新しい物件にもし住んだらどんな生活になるか妄想してしまうものです。
今や新聞の購読率は全国で5割を切っています。都心部ではもっと大変な状況でしょう。
ですが不動産販売の広告は紙媒体を無視するわけにはいきません。
ポスティングに頼るしかないと思います。
誰もが知るような超大手の不動産会社様ばかりではなく色んな販売販売会社様が存在します。
そこで最近のトレンドとして、大手がクレームを気にしてできなくなったチラシのポスティングを積極的に行う不動産販売会社が増えてきているのです。
不動産販売会社様がポスティングしたいのはどういった物件か?
・戸建て物件
・分譲マンション
・ファミリー向けマンション
単身の世帯が住んでいるマンションやアパートには興味がないのです。
しかしながらポスティングのスタンダードな配布方法は軒並み配布という手法です。
ターゲット世帯の配布率が60~70%という配布方法は配りやすい物件にだけ配布します。
セキュリティの甘い単身者向けマンションやアパートに集中します。
なぜか?
・戸建て物件は1ポストなので配布効率が悪いです。
・ほとんどの物件が管理人がにいません。
たくさんのチラシを短時間で効率よく配布するためには分譲マンションやファミリー向けマンションを省いて配布することになります。
戸数の多いマンションを配るほうが楽じゃないのか?
ポスティングをしている配布員は口下手な者も多くおり、管理人との交渉を苦手とするものが多くいます。
またうまく交渉できたとしてもかなりの時間のロスが発生しますので戸数が多くてもなかなか気持ちが乗らないものなのです。
また大型マンションには当然のごとくチラシ配布の禁止が張り紙に書かれてますので配布する際に配布員にストレスがかかります。
不動産販売会社が配布して欲しい物件に配布がうまくできないことは多いでしょう。
そこで不動産販売会社様からの依頼が増えているのが「指定物件配布」というマンションのリストを渡されて配布する方法です。
事前にマンションの住所リストを作成してもらいその住所への投函結果を記録するやり方です。
さらにマンションのリストは大型マンションのリストを作成していただきます。
ポスティング会社ではクレームは負いかねますが投函禁止と書かれたマンションも全軒に投函チャレンジします。
投函できなかった情報を蓄積していきます。料金は配布できなくてもいただきますので作業料としてご了承頂かないといけません。
できるだけ管理人と遭遇しないタイミングで配布を実施します。
配布する時間は夜の方が管理人との接触が少ない傾向にあります。
大手の販売会社はコンプライアンスの問題で実施できない配布方法です。
夜間の配布ってクレームが出そうじゃないか?という疑問がありますが大型マンションでは経験上滅多にクレームに繋がったことはありません。
ただこちらの方法はあくまでもトレンドであり弊社が勧めるものではありません。
弊社で受注してもクレーム対応は致しません。
それぞれの不動産販売会社様の責任においてご発注していただくことになります。
この配布方法は戸数の多い大型マンションが対象ですので管理人様に断られる可能性も高く非常に難易度の高い配布方法です。
通常のポスティングでは配布しないマンションですから配布員も気持ちは乗りません。配布禁止の看板があるだけで引き返すのが当たり前です。
弊社では普段から行政、自治体の配布物をポスティングしているから気後れせずにマンションに向かえる勇気がありますが民間のチラシですと堂々と配布することはできませんから難しい配布と言わざるを得ません。
しかしながらクライアント様からは反響は良いと聞いています。
ファミリア合同会社では有料で分譲マンションリストの作成を行うことが可能です。
お時間は適正な期間をいただくことになりますが配布とは別料金で事前に配布リストを作成します。
こういった分譲マンションのリストが作成できる会社はほとんどありませんのでぜひ一度ご相談してみてください。