住所指定のポスティングでは頂く住所リストの表記がバラバラでダブりがあったりと見にくい場合があります。
ですが国土交通省の決めた正規の住所リストというものが日本には存在します。
住所の全角・半角、漢数字・算用数字などを統一して正規化をすることで間違いを減らしましょう。
「ケ」「ヶ」「が」「ガ」などの大小文字や旧新漢字のゆれを補正することでリストのダブりなども見つけやすくなります。
これを「住所表記のゆれ」と言います。
表記揺れの例 | |
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異体字 | 「竜」、「龍」 「園」、「苑」など |
送り仮名 | 「関ケ原」、「関ヶ原」、「関が原」 「四谷」、「四ツ谷」、「四ッ谷」 「一宮」、「一ノ宮」、「一の宮」など |
字(あざ) | 「A市 B区 C町 大字D123」 「A市 B区 C町 字D 小字C123」など |
この作業は住所の正規化(クレンジング)とも呼ばれます。
この正規化は様々会社が有料サービスで行っています。
漢字の変換などできるのは有料サービスになりますが、無料で単純に住所の全角・半角、漢数字・算用数字などを統一化する事ができます。
マスターデータの表記統一は会社の中では大切な作業となります。
こちらは簡単な作業で住所リストを見やすくするのに役立ちます。
ポスティング会社なら配布禁止リストなどはこういった作業で整えておくのも良いでしょう。
EXCELのAPIを使ったテクニックです。
内容がわからなくてもコピペですぐに使えます。
住所リストの横のセルにコピペするだけです。
=WEBSERVICE(“https://api.excelapi.org/post/address-normalize?address=”&ENCODEURL(A1))
住所セルの隣のセルにでもこちらの関数を貼り付けましょう。そして(A1)と書かれた部分に住所リストのセルを当てはめるだけで住所が統一化されます。
VLOOKUP関数などを用いて住所をマッチングさせる際にもこのテクニックは使えます。
ただし万能ではないのでお気をつけください。
配布禁止・要注意リストや取引先リストなどマスターデータとして使うものはこの関数で統一化しておくとデータ管理がしやすくなります。住所リストの管理の際はマンション名・ビル名、部屋番号などは別のセルに分けて管理をするとよりわかりやすくなります。セルを統合させるのはExcelでは「&(アンパサンド)」という記号を使って簡単に統合できますが、分割するのは非常に難しいので覚えといて頂きたいです。
ファミリア合同会社ではポスティングの関する事務テクニックも少しずつ公開していきます。ポスティング業界はまだまだアナログな会社が多くExcelで簡単な関数を使えない会社が多々ございます。しっかりした配布管理をにはデータ管理を行うことは重要な仕事となりますので参考にして頂けると幸いです。