ここで疑問です。
タワーマンション配布を謳う商品が世の中にはいくつかあります。
本当に配られているのでしょうか?
筆者は東京に住んでいてタワーマンションにすんでいる友人がかなり多くおります。
ほとんどの方が「そんなチラシ見たことがない」と言います。配られていないのか、見ていないだけなのかどちらかです。どちらともと言うこともあります。またチラシもどんなチラシが自宅に投函されるか確認しています。
ほとんどはそのマンションに付帯するサービスのチラシか行政の案内チラシ、選挙公報、ハザードマップです。厳しいポスト管理がされておりほとんどのタワーマンションはポスティング業者が入館することはできません。もちろん入館できるタワーマンションも存在します。チラシ入れ放題のタワーマンションもあります。ですがほとんどのマンションは配布できないでしょう。
タワーマンション配布を謳う商品のほとんどはDM便です。公的機関で住宅の登記を調べて住所と名前を確認してラベルを作ります。角2サイズのOPP封筒にチラシを複数枚入れてDMで発送するのです。現在は名前がはずれて住所のみで投函されています。賃貸に出していると宛名は逆に邪魔になります。自分には関係ないと捨てられます。また投資用に買ったマンションが多いので宛名は外国人の名前になったりします。
封筒の色は透明が多いものの黒っぽいものもあります。コレは中身が見えず受け取る方は怖いという印象を受けるそうです。高級感を出しているのでしょうがファミリー層には逆効果のようでした。
チラシは1~15枚入っています。ひどいときは同業種のものが5枚入っていました。
ブランド品買い取り、フィットネス、マンションの売買がほとんどです。同業チラシが混在してあまり効果は期待できません。フィットネスなんかはほとんどのマンションにジムが設置してあります。地域の情報のリーフレットが入っているものはたまに開封しますがほとんどが開封することなく消えていきます。ご近所のお得情報を詰め込んでくれるならまだしもどこでも行っているサービスが多重に入っていては見る気も失せるでしょう。
・世帯数は確認していますか?
タワーマンションの配布可能数だけ見ていませんか?ひどいときはマンションの戸数に対して半分だったりします。全てのポストには投函できません。理由はそのサービスを提供する会社に聞いてみてください。多分わからないと答えるでしょう。
・ターゲットは明確に絞れてますか?
どのような対象が本当のターゲットでしょうか?
タワーマンションに居住する方の大半は世帯年収が1000万円ほどのサラリーマンです。筆者の友人は年収500万程度の独身カップルもいます。東京ではありふれた30代カップルだったりします。生活も楽ではありません。少し贅沢ができるかな?程度です。手取りが30万円こえるかこえないかの二人です。東京の都心はでは1ルームで13~15万円の家賃は当たり前なので同棲して1LDK25~30万円のタワーマンションというのは選択肢の一つです。そこら辺の賃貸マンションとはマンションのグレードが違います。壁は分厚いし災害にも強い。高級感のあるラウンジやフィットネスは当たり前のようについています。13万円の部屋とは全然違います。またタワーマンションの周辺のは公立の小中学校が非常に充実しています。子育てに配慮がされております。富裕層がたくさん住んでいるわけではない証拠でもあります。公立に通う子供が多いのです。
・シルバー世代が多い。
フィットネスコーナーや会議室を使ってマンション内で健康教室や習い事のプログラムがあります。10階より下の階にはシルバー世代の方々が住まれています。
いわゆるイメージするタワーマンションの住人はおそらく30階以上の方々です。
よく5000万円以上のマンションにチラシを配りたい!など言われますが、坪単価でターゲティングするのが正しいです。マンションには1LDK~5LDKなど様々な部屋があります。どうやって判断するのでしょうか?それは部屋ごとに違います。
富裕層をねらうなら東京都港区で例えるなら戸建てへの配布が有効です。14万世帯のうち1万世帯しかありません。東京都港区は平均世帯年収も1185万円です。その代わり戸建てを探すのに苦労しますので金額は高めになります。
どうしてもタワーマンションに配布したいのならまず、
・タワーマンションの住所データをそろえること。
・全棟にアプローチして記録をとる。
単純にこれだけです。
しかし投函ベースの支払いではポスティング会社は動きません。
調査料は支払わなければ行けません。おそらく配布できるマンションは少ないです。
しかし対象を分譲マンションへと広げるとターゲットの内容は変わらず配布率は上がってきます。タワーマンションほどポスト管理は厳しくないですが狙っているターゲット層はほとんど変わりません。最近ではタワーマンションよりも板状型マンションが流行っています。いわゆる板マンと呼ばれる横長物件です。芸能人などもタワマンブームから高級板マンブームに移行しています。
「タワーマンションに配りたい!」という考えはいささか安易に思えてなりません。担当者に「なぜタワーマンションに配りたいのですか?」と聞くと「上司に言われたので・・・。」と答えが返ってきます。本当のターゲットは?と疑問を覚えます。
ファミリア合同会社では分譲マンションのリストを作成して投函することができます。
御社様専用のデータとして記録を残し、配布データを蓄積致します。データ作成料と投函費用、調査料(未投函データ記録)をいただきます。
費用はかかりますが高級商材であれば、軒並み配布という曖昧な配布方法よりは費用対効果は必ず高くなります。タワーマンション配布はターゲットを絞りすぎですし効果も高いとは思えません。分譲マンション配布という配布方法も一度試してみてはどうでしょうか?
分譲マンション配布で宮城県、東京都、埼玉県、愛知県、京都府、大阪府でしたらファミリア合同会社にお任せください。